先日、2006年にドイツ・フランス・スペイン合作映画として制作された香りをモチーフにした映画を観ました。確かこれで2回目です。
主人公は望まれずに産まれ、生まれ落ちたその瞬間から愛を知らずに育ち、人を愛す事も愛し方も分からずに模索し、ついに彼の間違った愛の表現方法は調香師になり美しい女性を殺害しその女性の持つ香りを採取し香水として封じ込めるという何とも狂気に満ちた内容です。
映画の中で、愛に溢れたとされるその香水の香りを嗅いだ者は皆、"全ての人を愛し許す"という魔法にかかったような状態になってしまいます。
この映画自体はスリラーなので、あまり気持ちの良いものではありませんがこんな"愛の香り"が本当にあったならと思いました。
香りという意味ではアロマセラピストでもある私は、薬理効果の部分でアロマにとても興味があります。
それは古く古代から香りの効果というのは期待されてきました。
クレオパトラはアンチエイジングに精油を用い、エジプトではミイラの腐敗を防ぐためにフランキンセンス、ヨーロッパではいち早く火傷に効くラベンダーなど沢山の言い伝えが残っています。脳に刺激を与える精油は、最近では認知予防にまで効果があると発表があるほどです。
たかが香りされど香りなのです。
もし本当にこの映画の様に、"愛の香り"というものが存在したのなら、今地球上で起こっているおぞましい戦争やテロアタックそして人質のニュースが無くなってくれるのかもしれないと考えさせられた映画でした。
ただ一つ言及できるのは、我が社の薬用美容原液オパールは、皆様に愛され続けて90年のロングセラーになります。この商品は創業者の佐々木梅治が妹の皮膚疾患を治したいという強い家族愛から研究に継ぐ研究のもと産まれた、愛に満ち溢れた商品である事に間違いはありません。そしてその香りは、和漢植物とハーブの巧みな熟成と発酵技術から放たれたまさに"愛の香り"なのです。
チーフデザイナー MIE
オパールスペシャルサイト http://www.opal-co.co.jp/r3/index.html
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